2017年05月05日

(映画の)エンドロールの意味

 たいていの映画には、エンドロールと言って、一番最後に出演者やスタッフらの名前がずらずら〜っと列記されるところがある(そのあとにエピソードが入れてあるものもあるが)。

 で、誰が言っていたか、もう忘れてしまったのだが、(たぶん、ここ20年以内)、ある若手の女性芸能人だか女優さんだかが雑誌のインタビューで、<映画をやるようになるまでは、エンドロールの意味とか、分かっていなかった。(出演者、スタッフは)みんな、あそこに(自分の名前が)載りたいと思ってやってるんですね>みたいなことを言っていて。

 で、ここからは私の解釈になるのだが、要するにエンドロールに自分の名前が載るということは、自分がその作品に関わったという証(あかし)のようなものであるのではないか、と。
 もちろん、自慢したいとかいった一面もあるとは思うが、要は作品自体に関わるということは、自分もその作品の一部になる(/なりたい)ということであって、自分もその作品の一部となれた証みたいなものが、エンドロールに自分の名前が載るということなのではないか、と。

 (と、わざわざ、こんな自明とも思えることを書いたのは、全国公開されるような映画で主演経験もある、とある人気のタレントさんが、<映画の観客って、エンドロールが始まっても席を立たないけれど、自分はさっさと立ってしまう。すると、他のお客さんも席を立ち始めるので、自分は優越感を感じる>みたいなことを言っていて。
 で、プライベートでの話なので、席を立つ立たないについては、私がどうこう言うようなことでは無いのだけれど、そういったことを(ウケると思って)テレビで公言するということは、上記のようなことを感じたことや、誰かに教えてもらったことが、これまでに一度も無い人なのかなと思ったので、念のために、書かせてもらった)。
 (誰かを個人攻撃しようとかいう意図で書いたものでは無いので、そういったことには利用しないでくださいね)。
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2016年09月17日

アンゲロプロス監督の映画『永遠と一日』を、ちょっと見

 少し前に、テオ・アンゲロプロス監督の映画『永遠と一日』をDVDレンタルで、少し、見たのだが、画面の構図と、カメラが移動しながらの長回しが印象的だった(ストーリーは最初はスローテンポだが、子供の後を追うあたりから少しだけ、動きが出てくる)。
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2016年07月29日

映画『みちていく』を、ちら見

 竹内里紗なる人の監督作品だという映画『みちていく』をDVDレンタルにて、ちょっとだけ、見た。

 〜なる人、と書いたのは、ジャケットの紹介文によると、この映画、元々、大学の卒業制作だったのだそうで。
 で、それが出来がよいということで、全国公開、さらにはDVD化となったとのこと。

 ちょっとしか見ていないのだが、確かに雰囲気はある感じの作品で、反響があったのもうなずける。

 (ちなみに、公式サイトを見てみると、<応援のことば>として、塩田明彦、諏訪敦彦、青山真治らがコメントを寄せている)。
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2015年08月26日

映画 『僕の村は戦場だった』簡易感想

 (アンドレイ・タルコフスキー:監督 コーリヤ・ブルリヤーエフ:主演)

 DVDレンタルにて、視聴。
 第2次世界大戦当時のソ連(?)を舞台とした白黒の戦争映画。
 戦争映画だが、人体が無惨に飛び散る等のシーンは無いので、そういった場面が苦手な人にもよいかも。
 また、ジャケットのイメージだと、非常に淡々としたイメージ的な作品を想像する向きもあるかも知れないが、確かに静かな作品ではあるものの、イメージ一辺倒といった作品では無いので、もし、それを懸念して見るのをためらっているのであれば、ある程度は杞憂に終わるのではないかと。
 (以下、ネタバレあり)。

【感想】
 多少、話が見えなくなる部分もあるのだが、(というか、何でこのシーンを延々と見せられているんだろう、という)、全体的には独特のトーンやタッチもあり、非常に印象に残る映画ではないかと。
 少し、展開が飛ぶところがあるので、当時のニュース映像とか人名とかを知っていて、<ああ、この手の場面が映っているっていうことは、あれがああなって、そうなったあとなのね(で、場所はソ連では無くてここに移ってるのね)>と分かる人にはいいのだが、そうで無い人だと一瞬、話について行きづらいところがあるかも知れない。
 作品を見た、という手応えが残る映画でもある。

【その他、脇道感想】
 主人公の少年が、キャラクターやルックス的に、意外と今のアニメ・漫画(・ゲーム)好きの女性にも合うかも、なんて思ってみたり。
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2015年08月22日

映画 『美園ユニバース』簡易感想&(大変失礼ながら)我流改善案

 (山下敦弘:監督 渋谷すばる・二階堂ふみ:主演)

 DVDレンタルで視聴。以下、ネタバレあり。

【感想】
 全体に、映像の感じも含め、いい感じの映画。
 男性主人公が、ヒロインがマネージャーを務めるバンドに参加する話なので、そういう意味では(途中から)音楽物っぽい感じ(/よさ)も出てくる。
 犯罪がからんで来る話なので暴力シーンが複数あるが、露悪的な感じはしない(むしろ、主人公の生きてきた世界を形作る一部)。もちろん、そういったのが苦手な方に無理におすすめはしないが……。
 で、まあ、公開当時から見た方の間でわりに共通の話題となっていたようなのだが、問題はラス前(ラストの(一連の)場面に移る前)の、とあるシーンで、それについては次項で。

【我流改善案】
 説明がややこしいので、映画を見ていること前提で進めさせてもらうが、やはり、ヒロインが特に説明も無く、いきなりバット片手に現れて、凶器を持った複数の人物に一切おかまいなく、主人公をバットでドーン! で、次の場面ではいきなり美園ユニバースの楽屋、というのは少し乱暴。

 というわけで、以下は勝手に考えた我流改善案(ひょっとしたらカットされた場面にいろいろあったかも知れないので、大きなお世話ではあるのだが)。

1.ライブが始まったころ、言われた集合場所に現れる主人公。
2.そこはがらんとして無人で(/あるいは例の椅子と人形のみ、置いてある)、主人公の前に警察の人間が1人、現れ、<犯罪者たちが別件で全員、逮捕されたこと>と<実は彼らはここで主人公を襲う予定だった>ことを告げる。
3.行き場を失った主人公、ふらふらと美園ユニバースの楽屋口まで来るが、入ることは出来ず。
4.踵(きびす)を返そうとした(=引き返そうとした)ところで、ヒロインがバット片手に問答無用でドーン!
5.以下、楽屋内での意識回復シーンへとつながる。

 といったもので、簡単に言えば、

1.宿命だと思い込んでいたものが、世界の別の要素と、当人たちのこれまでの行動によって、いきなり主人公から離れていくということが巻き起こる。
2.主人公、思いもかけず、外的な宿命から解放される。
3.突然、生まれた空白(=人生を方向づけていた、外からの矢印が消えた状態)で、行く当てを失う主人公。
4.ヒロインの介入から、選択の時。
(<内的な宿命(=『これまでの自分自身のありよう』)に沿って、これからも生きる>のか、はたまた、<どこかで堅気に片足を突っ込む>のか、あるいは<バンドの者たちと、この世界での時を過ごすことをとりあえずは選ぶ>のか)。
(なので、おそらくは、<あっちへ行くか、こっちに来るかの2択>では無い)。

 <偶然に見えて、実はあり得る展開>の中から、自分自身で(その先の)生き方を選択できる瞬間が一時的に現れて、さて、そこで(永遠かどうかは知らないが)主人公のこの瞬間での決断とは――(といった流れからラストのライブシーンへとつながっていく)。

 ただ、これだと、主人公が<単なる堅気>では無く、<バンドへの参加・協力>を選択するという理由づけというか、説得力が、やや、薄い。なので、それまでの展開が、<(いろいろな)必要に迫られてのバンドへの参加>だったということが、逆の意味で響いてくる(=主人公にとっての、<歌を歌うこと>と、<ふだんの雑用>とのちがいが明確で無いというか)(<自分の失われた記憶の唯一の手がかり>だというのは、<必要に迫られて>というのと、同系だと思うので)。

 ということで、この案でも問題が完全に解決というわけでは無いのだが、とりあえず<凶器を持った者たちから無事に逃れて(のがれて)、女性1人だけの力で意識を失った男性を別の場所まで運んでくる(しかも、バットも持ったままで)>という点に関しては、すこしは解消できるのでは、と。

 まあ、こちらのほうが<いいシーン>になるかというと、それもまた、微妙なのだが。
 (だから、<大きなお世話>)。
posted by らぶらどーる at 23:14| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

映画『リトル・フォレスト 冬・春』のDVD特典映像の橋本愛が可愛かった

 というわけで、橋本愛主演の映画『リトル・フォレスト 冬・春』のDVDをレンタルして、特典映像として入っていた『 Ai Hashimoto in Berlin (特別版)』を見たところ、橋本愛が可愛かったなあ、と。

【基本情報】
 で、まずは基本情報から行くと、この映画『リトル・フォレスト』というのは、夏・秋・冬・春の4部作で(各50分程度?)、それらが2作ずつまとめられて『――夏・秋』『――冬・春』の計2本としてリリースされている。

 ちなみにタイトルの表記も、DVD等では(ジャケットに)英語の『 little forest 』が大書されていて、その間に小さく[リトル・フォレスト]とあり、『冬/春』といった形で表記されているので、レンタル店で探すときなどには注意されたい。

 で、この特典映像というのは、同映画が<第65回ベルリン国際映画祭キュリナリー・シネマ部門>に正式招待されたのを受けて、橋本愛(と監督の森淳一氏)が舞台挨拶のためにベルリン国際映画祭を訪れたときの様子などを撮影したもの。主に映されているのは橋本愛で、監督は舞台挨拶時の映像程度。

 で、どうやらこの特典映像、レンタル版の方が短くなっているらしく、製品版(? レンタル用では無く、販売されているほう)では20分あるとのことなのだが、こちらの特別版は、10分程度。

【内容】
 特典映像の内容としては、

・橋本愛のベルリン市内での様子(ブランデンブルク門など)
・ブランデンブルク門近くのカフェでのランチ
・映画祭関連(舞台挨拶など)
・キュリナリー・シネマ部門ディナー会場でのディナー(作品にインスパイアされたディナーが提供されている)

 といったところ。

【全体の印象】
 ちょっとTV『アナザースカイ』風で、建物とか色とかが、きれいに撮れている。
 あと、これは個人的な趣味になるが、橋本愛が、活き活きしていて、なかなか可愛い。

【その他・1】
 ランチのところで橋本愛が袖口に親指を出す用の穴が開いているセーター(?)を着ていて、(そこに親指を通すと、半手袋みたいになる(たぶん))、(デザインとして)ちょっとおもしろかった。

【その他・2】
 ベルリン市内で馬車を見かけたときの橋本愛が<おお〜>という感じで同行のスタッフからも「ナイス・リアクションです」なんて言われていたのだが、それに対して橋本愛が言ったのが、「馬、好き。馬、好きですもん、だって。うわーー。さわりたい」と言っていて、(個人的には)そっちだったんかい、と(馬車を見て感動して、かと思っていたら、馬自体に食いついていたのね)。

【その他・3】
 (メモを見ながらの)ドイツ語での舞台挨拶等で日本語の字幕が出るのは当然として、最後のディナーでの食事中の橋本愛の(日本語での)会話にも日本語字幕が出るのでどうしたのだろうと思っていたのだが、たぶん、ディナー時の周囲の会話とか音とかが若干、大き目だったので、聞き取りにくさを考慮して日本語字幕を入れておいたのだろう、と。で、これはこれで親切設計かも、なんて思ってみたり。
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2015年06月28日

最近、印象的だったフレーズ/映画『多羅尾伴内』に大人たちが熱狂した理由に関する考察(書籍『ちいさなカフカ』)

 『多羅尾伴内』シリーズと言えば、片岡千恵蔵が変装の名人でもある名探偵に扮した戦後の日本映画の人気シリーズだが――「あるときは片目の運転手、あるときは(中略)しかし、その実態は――正義と真実の人、藤村大造!(※役名)」という決め台詞が有名――ある意味、子供だましっぽい内容ながら、実は当時、熱心に見ていたのは子供よりむしろ大人のほうだった、という話が、書籍/エッセイ集『ちいさなカフカ』(池内 紀・著 みすず書房)の<そっくりさん>というエッセイの中に載っていて。

 で、著者の池内氏の分析によると、当時は戦後の混乱期で、いろいろなものが二重性を帯びていたために、その渦中で生きていた人々にとって『多羅尾伴内』的な内容が、ある意味、リアルなものだったのではないか(=だから大人たちにヒットしたのではないか)といったことが書かれていて、興味深かったのでした。

 以下、一部引用(ちなみに上記の決め台詞も、同書に紹介されているものを引用しています)。

(前略)人々が手に汗をにぎって荒唐無稽なスクリーンに見入っていたのは、映画の虚構とひとしく――あるいはそれ以上に――現実が荒唐無稽であったからだ。多羅尾伴内の変身に、あまりにも今日的な人間像が絵ときされていたからである。(116ページより)
posted by らぶらどーる at 16:55| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

アニメ/映画 『ベイマックス』簡易感想

 DVD(のレンタル)にて、視聴。
 以下、ネタバレあり。

 印象に残ったのは<主人公(によるベイマックス)の暴走>からの<兄の思いを知る>といったあたりなのだが、さて、どうしたものか、と。

 どうしたものか、というのは、結局のところ、この映画、ストーリーがあるように見えて、実際には寄せ集めではないかという感覚がぬぐえないからであって。
 で、寄せ集めでも一見、それなりに見れるようにはなってるのだけど、ではそのやり方でこの先も作品を作っていけば相当まずいことになりそうという気もするので、(そして、それだけでなく、いざ、まずいことになった時にはお話を作るということ自体が失われている可能性もあるので(というと、いささか、オーバーだが))、そういう理由(わけ)で、どうしたものか、という感想が、見終わってから口を突いて出てしまったわけだ。

 あと、お話の規模自体は中編の内容というか作りだと思うので、そういう意味でも、この先、この路線(というかやり方)でどこまでも続けられるものでもないような気がする。

 ということで、お話自体は(設定上の矛盾というか疑問というかを感じるところもありながらも)それなりに楽しめたのだが、作り方のスタイルとしてはどうなのかと、そちらのほうがちょっと気になってしまった作品だったのでした。

 (あと、デフォルト(初期設定)では日本語吹き替えになっていたのだけど、個人的にちょっと違和感があったので、途中からは[英語音声+日本語字幕]というスタイルに(最初のイベント後、3人で帰宅するあたりまで見たところで、設定を変更))。
posted by らぶらどーる at 22:42| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

映画 『HEAT〜TOKYOクライシス〜』

 (アクセル・ザント:監督 エルドゥアン・アタライ、トム・ベック:主演)

 ドイツ産のバディ物アクション映画。型破り刑事の2人組が、世界を揺るがす陰謀に立ち向かう。シリーズ物らしいが、過去作を見ていなくても問題無し。
 (できれば、ジャケットの紹介は読まない方が、より楽しめるのでは)。
 (アクションといっても、肉体ではなく、カーアクションとかのほう)。
 (以下、ネタバレあり)。

 TSUTAYAで見かけて、何となく気になったので借りてみたところ、意外と面白かった。
 主役の1人が生命の危機に際して妊娠中の妻を思い出すところが、けっこう、いい感じ。
 カーアクションの類(たぐい)も、ハリウッド的なものとはちがう感じだとは思うのだが、これはこれで集中して見れて、楽しめる。
 重要な脇役の1人である陰謀説好きの若者(←この世界は謎の秘密結社によって〜、みたいなアレ)の扱いも、最後までらしさを残しつつ、ちょっとした恋愛模様みたいなのもあって、いい感じ。
 お話的には、個人的には途中でちょっとペースダウンしたかな、といった印象だが、最後まで一気に見ることができた。
 ので、個人的には、満足。

 ちなみに、物語の舞台はほぼドイツ国内で、東京が主戦場になるわけでは無い。
 (冒頭に、謎の日本語ネオンが輝く<日本>らしきシーンはある)(←なぜか、<道頓堀>を裏表逆にしたネオンが)。
 では、なぜタイトルにTOKYOと入っているのかというと、日本のとある組織が黒幕にからんでいるからなのだが、まあ、別に日本でなくても、といったところ(もちろん、映画の通り、日本の組織でも何も問題は無いが)。
 全体に、大作感(たいさく・かん)は無いけれど、好感の持てる作品でした。
posted by らぶらどーる at 16:35| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月28日

映画 『オリバー!』

 (マーク・レスター:主演 キャロル・リード:監督)

 チャールズ・ディケンズによるイギリス文学の名作『オリバー・ツイスト』のミュージカル版を映画化したミュージカル映画(原作は未読)。
 NHK−BSプレミアムでの放送を録画して視聴。以下、ネタバレあり。

 2時間半と長い映画なので、途中にインターミッションが入る。
 で、インターミッション前は、(内容にはシビアな部分もあるけれど)、やや明るめの作りで、場面場面のつながりもよく、ある意味、<これぞ、映画!>という感じで楽しく見ることができる。
 インターミッション後は展開もシビアになり、作りとしてもつらい部分が出てきたりで、前半のように楽しい感じとはいかない。
 これは(おそらくは)原作の筋がそうだろうと思うので仕方の無いことではあるし、トーンが変わったからといって、内容的に駄目になったかと言えば、そういうことは無い。
 <楽しく見れる前半、いろいろなことにいろいろな形でけりがついていく後半>といった感じか。
 ミュージカル映画なので、当然、歌や踊りが満載だが、ダンスシーンは、かなりよい出来なのではと思う。
 映画としてはやや長めだが、飽きさせない作り。
posted by らぶらどーる at 06:17| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする