2015年02月28日

最近、印象に残ったフレーズ/頭を使う必要性についての蜷川幸雄の言葉

・TV『女優 満島ひかり まだ見ぬ世界へ〜シェークスピアに挑む〜』(NHK−BSプレミアム 2015/02/25放送)より

【状況】
 蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』で、実生活でも姉弟である満島ひかりと満島真之介が兄弟役を演じることに。
 が、姉であるひかりが妹役を、弟である真之介が兄役をやることや、ひかりが早くにデビューして東京に行ったため、仲はよいのだけれど日常的に会う機会がほぼ無い期間が10年くらいあったりで、(稽古をいくらやっても)、仲のよい家族という感じが出せない。
 で、開演前の最後のリハーサルで、(おそらくは)行き詰まってしまった真之介が、無理矢理、勢いで押し切ってしまおうという力づくの(よく言えば、どう演じたらいいか分からないので、持てるパワーを直に出していった)演技をしたことに対しての、蜷川幸雄の言葉が以下の通り。

【フレーズ】
蜷川「レアティーズ(※真之介に対する呼びかけ(役名))
 完全肉体派の俳優が成功した例なんて、俺は55年の演劇人生の中で1人もいないんだよ。
 肉体ばかり愛してた俳優が、成功した例なんて。
 頭使わなきゃ駄目だよ。
 この台詞は、何で言ってるのか。
 それが解けない頭だったら、もう俳優なんてできないよ。
 馬鹿が俳優になれる、ってことなんだから。
 自分たちが生きてる時代の、脳みそと、時代感覚を考えなきゃ駄目だよ。
 生き残れないぞ。
 これは55年間やってきた、遺言だと思って聞いてほしいよ。
 そりゃ、馬鹿が生き残れるはずなんか、無いんだから!」


【個人的感想】
 感覚的に出来る人もいるかも知れないが、結局は理解力。
 ある程度深いところまで分かっていないと、パワーでやり切ろう(/押し切ろう)としても限界がある(というか、逆にグズグズのひどい代物になりかねない)。
 <馬鹿>という言葉で指し示しているのは、<その芝居で何が大事なのか、分かっていないままでは>といった意味なのでは、と。
 で、そういう意味では<芝居>を<仕事>やその他のものに置き換えても通用する話のような気がしたので、こうして紹介してみた次第。
posted by らぶらどーる at 17:50| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画 『オリバー!』

 (マーク・レスター:主演 キャロル・リード:監督)

 チャールズ・ディケンズによるイギリス文学の名作『オリバー・ツイスト』のミュージカル版を映画化したミュージカル映画(原作は未読)。
 NHK−BSプレミアムでの放送を録画して視聴。以下、ネタバレあり。

 2時間半と長い映画なので、途中にインターミッションが入る。
 で、インターミッション前は、(内容にはシビアな部分もあるけれど)、やや明るめの作りで、場面場面のつながりもよく、ある意味、<これぞ、映画!>という感じで楽しく見ることができる。
 インターミッション後は展開もシビアになり、作りとしてもつらい部分が出てきたりで、前半のように楽しい感じとはいかない。
 これは(おそらくは)原作の筋がそうだろうと思うので仕方の無いことではあるし、トーンが変わったからといって、内容的に駄目になったかと言えば、そういうことは無い。
 <楽しく見れる前半、いろいろなことにいろいろな形でけりがついていく後半>といった感じか。
 ミュージカル映画なので、当然、歌や踊りが満載だが、ダンスシーンは、かなりよい出来なのではと思う。
 映画としてはやや長めだが、飽きさせない作り。
posted by らぶらどーる at 06:17| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月27日

人から人に引き継がれるもの/和栗由紀夫の伝統に関する考え方(書籍『舞踏家は語る 身体エッジの表現』)

 3つ前の<何となく思いついたフレーズ2>で、(同記事の)<型紙>に関する連想のもととなった、江戸小紋の着物や型紙に関する和栗由紀夫の言葉を紹介したのだけれど、では<伝統自体が、結局は消えてしまう虚しいもの>だと和栗氏が考えていたかと言えば、そうでは無く。

 同記事の引用部の続きにあたる以下の個所で、和栗氏はこう述べている。

 (前略)何が伝統なんだろう。着物でもない、型紙でもない、手法でもない。最高のものを残そうという、その職人のなかにある何かなんだ。これが次の職人につながっていく。結局、伝統っていうのは、形だとか型とかものじゃなくて、そういうふうに囲えない、ある「思い」って言ってもいいのかもしれない。親方が最高のものを自分の師匠から引き継いで、また次に伝えようとする。(書籍『舞踏家は語る 身体エッジの表現』137〜138ページ)

 これを別の言葉で言えば、<仕事に対して向き合う姿勢>、<仕事に対する心構え、スタンスのとり方>ということになるのかな、と。

 で、何の本で読んだのか忘れてしまったのだけど、<技術は教えられるけれど、仕事に対する姿勢は、実際に凄い人の背中を見て(/やっているところを見て)、感じとるしか無い>みたいな言葉があって(※かなり、うろ覚え。ひょっとしたら、書籍『一流の研究者に求められる資質』(志村史夫・著 牧野出版・刊)だったかも)。

 で、そうなると、(当然のことながら)直に同じ職場で仕事をする必要というものが出て来るわけで、和栗氏の言った、その<何か>に当たるものと共通するところがあるのかも知れない、と(伝統工芸の現場での弟子と師匠、科学の研究室での師と弟子の間柄に、<人から人にしか伝えることの出来ない、仕事に対する何かの伝達>という点で、共通するものがあるのかも、と)(※これは私の勝手な類推)。
posted by らぶらどーる at 19:43| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お絵描き カツ丼

katsudon.pngカツ丼

 実際の勝負にはアレかと思いますが、なごみ系キャラとして。
 (カツ→勝つ→勝利→ Victory のV)。
posted by らぶらどーる at 17:00| Photo/CG(写真/お絵描き/CG) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽/CDシングル 『記憶/ココロオドレバ』(渋谷すばる)

 ジャニーズの人気グループ、関ジャニ∞(エイト)の一員である渋谷すばるが、自身が主演した映画『美園ユニバース』の主題歌等を、ソロ名義で発表したもの。

 全体に好感触の内容。
 多少、力の入れ方が探り探り(というか、どの程度が適切か、(おそらくは)本人が把握し切れていないような)感じはあるけれど、ソロ名義でのシングルのリリースは初めてだそうなので、特に問題では無い(というか、それも込みでも、結構、いい感じ)。

 人気グループの一員なので、このシングル収録の2曲が今後どういう立ち位置になっていくのかは分からないのだけど、もし何らかの形で歌い続けることがあれば、(それらの経験を通じて)力の入れ方もさらにしっくりと来るようになり、歌自体に味も出て来るのでは、と。

 現在発売中の雑誌『週刊文春(2015年3月5日号)』の近田春夫氏の音楽コラム『考えるヒット』でも取り上げられ、高評価を受けているので、興味のある方はそちらもチェックされたい。
posted by らぶらどーる at 16:27| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何となく思いついたフレーズ2

 <型紙にも賞味期限がある>
 なんて思うと、分かりやすいかも。

 いちおう書いておくと、発想のもととなったのは、書籍『舞踏家は語る 身体表現のエッジ』(志賀信夫・著 青弓社・刊)の、舞踏家の和栗由紀夫氏のところ。
 和栗氏が、いったん、現代芸術を離れて伝統工芸の江戸小紋に行ったことがあるという話から、

和栗 だけど、着物だって滅びる。型紙なんて、極(ごく)といわれる細いやつなんかは、二十反染められるかどうかですよね。人間国宝の作品だって、二十反、二十着しか作れない。伝統ったって二十しかないじゃん。いずれにしても型紙であれ、着物であれ、滅んじゃう。(以下略)(137ページ)

 というのがあって、そこから<賞味期限>という方向に(こちらの発想が)行ったのだった。
 (※和栗氏の伝統に関する考え方については、当記事の3つ後の<人から人に引き継がれるもの/和栗由紀夫の伝統に関する考え方(書籍『舞踏家は語る 身体エッジの表現』)>を参照のこと(2015/02/27追記))。

 で、まあ、そこからの連想としては、2つあって、ひとつは<型紙になっているからといって、いつまでも使い回せるとは限らない>というもの。そして、もうひとつは<人生脚本という言葉は『(誰かから与えられた)自分の人生の型紙』と考えるとイメージしやすいのではないか>というもの。

 このうち、<型紙になっているからといって、いつまでも使い回せるとは限らない>とは、文字通り、そういう意味で、<もはや使えなくなった段階=賞味期限切れ>みたいな感じでイメージした。

 <人生脚本という言葉は『(誰かから与えられた)自分の人生の型紙』と考えるとイメージしやすいのではないか>に関しては、そもそも人生脚本という言葉は(すごく大雑把に言うと)心理学の一種である交流分析にある言葉で、<人間の人生における選択や生き方は、過去において他者から与えられた言葉なりによって、無意識のうちに影響されてしまっているのではないか>、ということ。で、その影響のもととなっている言葉とかの内容が、その時点でのその人の人生脚本となって、結果的にある生き方しかできなくなっている場合があり、その結果、生きていく上での困難を感じるようになる場合があったりする、と。

 で、脚本という言葉だと、<先の展開まで書いてある>みたいなイメージが個人的にはあるので、<型紙>をイメージした方が、より分かりやすくなるのでは、と(先々でいろいろな展開が用意されているのでは無く、同じパターン(=型紙)に沿って、毎回、同じタイプの行動を選択するために、結果的に、ずーっと同じ類のところで引っかかったり、うまくいかなくなったりする、というイメージの方が、イメージしやすいのでは、と)(ノッキングを起こしてる、なんていう言い方もできるとは思うが……)。
posted by らぶらどーる at 05:54| 片言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何となく思いついたフレーズ

 策はいい。
 素晴らしいもの、持って来い。

 (<策はいい>とは、<策はもはや求めてはいない>ということである)。
posted by らぶらどーる at 04:50| 片言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月25日

TV 自分を理解してもらったり、同じ趣味の人と出会ったりするための発信力

 <自分についての発信力>にもいろいろあるが、その中には<自分を理解してもらったり、同じ趣味の人と出会ったりするための発信力>というものもあって。
 で、最近の一部若手女優のトーク番組での言動など見ていると、そういった発信への意欲が多少出てきたように感じられて、それはそれで悪くないのでは、と。

 (たとえば、『土曜スタジオパーク』(2015/01/17放送分)での桜庭ななみとか(1人で行動することが多いのは、他人といるのも好きなのだけど、自身のリアクションが薄いせいで、楽しんでいないかのように思われて失望させてしまうのが嫌なのだそうな)。
 あるいは、『サワコの朝』(2015/02/21放送分)での堀北真希も、自分自身の考え方やありようなどについて、以前より意欲的に発言しているようであったし。
 あるいは、『恋するドライブ』(2015/02/18放送分)で足立梨花が言っていたのは、昔からアニメやゲーム、漫画が大好きだったのだけど、最近それを(=そういったものが好きだということを)ちょっとずつ出すようにしたら、同じ趣味を持つ仲間が増えてきて(=そういう人と出会えて、仲良くなれるようになってきて)、と)。
posted by らぶらどーる at 20:01| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TV 名言に対する世間の意識の変化?(TV『月曜から夜ふかし』(2015/02/23放送分))

 TV『月曜から夜ふかし』(2015/02/23放送分)で、<名言>についてとりあげられていて。
 その中で<偉人の名言>について紹介したところでの客席のリアクションが、どうも以前の世間のありようとはちがっているように思えて、(番組による客層のちがいとか、たまたまとか、いろいろあるだろうが)、少し印象に残ったのでした。

 もう少しくわしく言うと、以前であれば、どちらかというと、<上手いこと言ってる感じの名言>のほうがリアクションが大きかったと思うのだけど(この放送回で言えば、マーク・トウェインの名言)、意外とそちらはリアクションが薄く、(上手いこと言ってるから、笑い声は、多少、起きていたけれど)、それよりも、<言い方はそんなに上手くないけれど、内容に深いものがある名言>のほうに、感心したかのようなリアクションが多かった気がして、そういう意味で<世間の意識の変化(?)>を感じたとでもいうか。
posted by らぶらどーる at 19:45| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TV TV『大人のバイク時間 MOTORISE』(Vol-97、98)

 中野真矢が司会を務めるBS11のバイク番組、TV『大人のバイク時間 MOTORISE』のVol-97と98(2015/02/17&24放送分)を見た(※この番組を見るのは初めて)。
 <バイクで実現”夢企画”>のパート1と2だったのだけど、映像としてはVol-97の中野のロケVTRの最後、<サーキットの直線をバイクが、すーっ、と遠ざかっていくところ>が、途中で早めに切ったりしないでいたために余韻が残って、いい感じ。
 また、(見返してみたら、すごくというほどでも無かったのだけど)、Vol-98のほうの中野のロケVTR中、中野のナレーションが入りかけるところ(「今まで、一人で、ずっと――」)の、<画面左に夕日で、バイクがこちらに向かって、やや、ゆっくりめに走ってくるところ>も、少しゆったりとした感じがして、よかった。
posted by らぶらどーる at 05:38| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする