2011年08月31日

書籍/漫画 白井弓子初期短編集

(白井弓子・著 小学館・刊)

 白井弓子による初期短編集。主に同人誌時代のものが掲載されている。他に描き下ろしが一編。以下ネタバレあり。

 これまた書店で目についたので、購入。
 全体にレベルが高く、好感触の作品が多い。
 内容も、美大生の片想い系恋愛話から、母親の子育て系話、SF系の話まで、幅広い。全てに共通しているのは女性目線。
 母親の子育て系話を読んだあと、感じたのは、子育てというのは母親にとって、時間を奪われる作業(というとあれだが)だということ。赤ん坊等の描写も質感も含めてリアリティーがあり、感触、感じが伝わってくる。
 『プロジェクトの終わり』の最初のコマに、なんとなく光瀬龍(日本のSF作家。故人)の宇宙年代記的世界を連想した。物語やキャラ的資質は、少しちがうと思うが……。
 『サバンナの母』で、あとがきを読むまで擬人化話と気づかなかったのは、私がとろいのだろうか?
 あと、『成人式』のラストの落ちがよく分からなかったのは、私だけ?
 『touch』も決意等が描かれていて、きらいではない。
 ほかも、良作が多い感じ。
 初期は画力にちょっとだけひっかかるところがあるが、(人物を横から見た際の首のボリューム、描き方)、全体に好感触の作品集でした。
posted by らぶらどーる at 06:51| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月30日

創作/詩 past

 それは昔のことだから
 そっとしといてあげましょう。
 夢をぐっすり見てる間(ま)に
 時代は動いて様変わり(さまがわり)。
 それでもしつこく来たものは
 そっと静かに 流しましょう。

     <了>

 (普通に考えると、「時代は動いて」→「世界はすっかり」/「時代はすっかり」、かな?)。
posted by らぶらどーる at 01:35| 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

書籍/漫画 金魚屋古書店出納帳(上)

(芳崎せいむ・著 小学館・刊)

 芳崎せいむによる連作短編集。金魚屋という、マニアックかつ品揃えの行き届いた古書店と、そこで取り扱っている(漫画の)古本に関連した、さまざまなエピソードがつづられていく。以下ネタバレあり。

 とりあえず、古書店の感じがよく出ている感じ。高い棚に本が、うわっ、と(または、ぶわっ、と)収納されてそびえ立っている感じとか、古い本特有の紙の香りとか(というか、匂い、か)、感じられそうな雰囲気である(ただ、このあたり、実際にそういう古書店に入り浸っていた経験(つまり時間)があるかによっても、受け取り方、感じ方は、幅があると思う)。
 話のほうも、けっこう腕がいい感じ。
 途中からは既出登場人物が色々と絡んでくる話になっていくが、最初の方は、小学生の話、女子高生の話等、バリエーションもあるし、話自体も、意外といい感じである。
 個人的には、第4話『共通言語』がいちばん印象に残ったかな、と(お話的には、ほかにもいろいろあるけれど)(2話とか、6話とか、7話とか、特別読み切りの『古漫館物語』とか)。
 あと、女性の髪の描き方がちょっと好きだったのだが、トーンよりベタの方が圧倒的にいいと思うのだが、時間の関係とかあるのだろうか?
posted by らぶらどーる at 17:44| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍/漫画 夢見る古都(1)

(星野リリィ・著 太田出版・刊)

 雑誌『マンガ・エロティクス・エフ』に連載されたものをまとめたもの。
 主人公は、魔法ありの世界のとある国のお姫様。結婚が嫌なため、求婚者たちに魔法の品を持ってくるよう無理難題を吹っかけているのだが――、な話。
 以下、ネタバレあり。

 掲載誌の名が『――エロティクス――』とあるように、女性の裸も多少出てくるのだが、そんなにエロティックな感じはなく。
 話の方は、楽しい話というよりは、やや暗い面も入っていて。
 たとえば、とある求婚者は、魔法の品を手に入れるため、人を殺めてしまったり、とか。
 魔法の品で栄えたとある都が、それで逆に、ゆがんでいってしまったりとか。
 そういったダークサイドも見つつ――な話な感じ。

 あと、細かいところだが、154ページの下から2コマ目の女性の表情がちょっと(状況と)違和感があったのだが、掲載誌のスーパーバイザーが山本直樹氏ということで、勝手に納得(なんというか、話的には女性目線なのに、表情の選択基準が男性目線だったのよ)(と言っても、山本氏が男性かどうかも実は、知らないのだが、たしか男性誌メインの漫画家さんだったような気がして、その影響かな、と勝手に解釈)。
posted by らぶらどーる at 17:26| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍/漫画 永遠図書館(1)

(赤星治人・著 講談社・刊)

 雑誌『月刊少年シリウス』に3回にわたって掲載されたものをまとめたもの。
 全天の歴史を記録し、収蔵するといわれるコネプルシア図書館、別名<永遠図書館>。そこで司書を目指す主人公の少女が、いろいろな出来事に出会っていく、といったお話。
 以下ネタバレあり。

 いわゆるアニメ的またはゲーム的な世界を舞台に展開されるお話(ライトノベル的とも言うが)。
 ゴシック調の建築物の書き込みとかがやたら目立つし、あと、パースのはっきりした画が目立つのだが、ここら辺、パソコンで絵を描くようになった影響だろうか(実際に著者が使用して描いているかどうかは知らないが、グラフィックソフトの機能とかで、比較的簡単にできそうな気もする)。
 話の方は、<歴史が本になる>(誰かが歴史書を書くのではなくて、ある操作をすると、歴史が本の形となって現れる、とでもいうか)というのはイメージとして面白いが、実際にはなかったこともあとから書き足せるみたいだし、その辺で、どうも、まとまっている感が薄い。
 あと、何が起こっているのかよく分からない場面もところどころあり、読んでいて、少し、困惑することもあった。
 全体に私にとっては、すごく、どう、という話ではなかったかな?
posted by らぶらどーる at 17:11| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍/漫画 鞄図書館(1)

(芳崎せいむ・著 東京創元社・刊)

 東京創元社のミステリ専門誌『ミステリーズ!』に連載された漫画をまとめたもの。
 一見、ただの鞄に見えるが、実はその中には巨大な空間が広がっており、中には有史以来のどんな本でも揃っているといわれる<鞄図書館>。
 言葉もしゃべれる謎の存在である鞄図書館が、彼を常に持ち歩いて、世界のあちこちで本の貸し出しを行ない、一年後にまた同じ場所で返却を受け付ける男性の相棒(というか、司書)とともに、さまざまな場所で、さまざまな人や出来事に出会うというもの。基本的には一話完結。
 以下ネタバレあり。

 なんとなく書店で気になったので、購入。
 鞄図書館がゲーテの警句・格言の愛好家で、しょっちゅう、引用することもあってか、全体になんとなくドイツっぽい(というか、海外っぽい)雰囲気が漂うような。
 しかし、世界が確固たる物かというと、そういう感じもしない。また、ストーリー的にも、当たりが浅い感じがする。
 (この本を読んだあとで)、同じ著者の漫画『金魚屋古書店出納帳(上)』も読んだのだが、そちらの方が、話がしっかりしていて達者なような。この辺は、1話あたりのページ数の関係もあるのだろうが、それだけではないような気も。

 個人的には、イメージの鮮烈さとか、情感の深さとかはそんなに感じなかったのだが、(疲れているときとかに)、淡々と読むのには、悪くないのかも知れない。
posted by らぶらどーる at 16:35| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

創作/詩 時(とき)

時は変化の過程に付けられた名前。
全てが変わっていくから、私たちは生まれてくることができた。
そして、全てが変わっていくから、私たちはいつか、世を去らねばならない。
変化しない、時の無い世界では、何かを認識するということは、あるのだろうか?

     <了>
posted by らぶらどーる at 20:03| 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

片言

 人間としては特別なことじゃなくても
 本人にとっては重大なことってあるよね?

 (出来事、とか)。
 (それが大説(こんな言葉があるのかどうか、知りませんが、確か、昔、聞いたような)と小説のちがいになり、また、それぞれの存在意義になっていくのかもしれない)。

 (たとえば、病死するのは、人間としては、そんなにめずらしいことではない。
 人間として特別というのは、たとえば、死ぬはずのない病気で死んだ、前例のないレアなケースとか。
 でも、レアなケースでなくとも、当の本人やその関係者にとっては、とんでもない重大事。
 そのそれぞれを表現するために、大説や小説があるのでは、と。(この場合の小説は、お話とか物語とか(もちろん、小説とか))。

 それぞれのありようの、 good barance (いい塩梅(あんばい))(←balance の間違い。2015/04/20追記)は、どこなのだろうか(それ(いい塩梅のありよう)は、ひとつとは限らないけど)。
 (また、もう一極を無視する(排除する)ことによって、それだけがある(それだけしか存在しないという)よさ、というものが出る場合もあるが、バランスを欠いた歪(いびつ)なものとなっていって、最終的には触れた者、耽溺した者に不幸をもたらすケースもあるかもしれないので、微妙なところ)。

 どこまで考えればいいかも微妙なところだが、フィクションは危険物という認識があればよいか?(それだけで全て解決するわけではないけれど))。
posted by らぶらどーる at 19:33| 片言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月27日

WCCF 元フランス系チーム、選手評

【チーム構成】
4-4-2ボックス型 カウンター プレス通常時、非点灯
主戦:ゲームメイク(J.ペルナンブカーノ)
   アンチスピードスター(ミランダ)
以下、表記なしは09-10

GK:ジュリオ・セーザル08-09
DF:マクスウェル / ミランダ / アレックス07-08 / マイコン06-07
DH:フェリペ・メロ / ジュニーニョ・ペルナンブカーノ06-07
OH:CRAカカ06-07 / マーロス
FW:ジョジエウ08-09 / ジョナス06-07

控え:ロナウド・アンジェリム / アントニオ・カルロス06-07 / イブソン08-09 / クレベウソン / エデルソン

 以下、このチームでの選手評。

・ジュリオ・セーザル08-09
 バランスのとれた、穴のない、いいキーパー。
 若干、飛び出しが遅いか?
 クロスボールは基本的にDFに任せていたので、クロス対応は未確認。
 PK戦も、けっこう、強い。

・マクスウェル09-10
 攻め向きのSBで、守備はそれなりだが、試合によっては(COMチーム相手でも)狙われることがあり、そうなると、ややつらい。
 わりと攻めあがるのだが、得点力はもうひとつな印象を受けた。

・ミランダ09-10
 なんだかんだいって、最後までレギュラー。
 ただ、黒枠を一個割く(さく)だけの価値があるかというと微妙で、国籍等にこだわらないのであれば、白選手でも代用できそうな気もする。
 KP戦術は<アンチスピードスター>だが、たまにきつい(相手を抑えづらい)ときがある。
 攻めの貢献はあまり記憶がない。

・アレックス07-08
 白だが、しっかりした守備力があり、計算できる選手。
 ただ、やはり白なので、試合によっては厳しいこともある。
 その場合でもやられっぱなしということはないが、ワンチャンスを決められた、みたいな。
 58試合でセットプレーから4点取っているっていうのは、どうなのか……?

・マイコン06-07
 守備がメインの印象なサイドバック。
 オーバーラップもするが、前との連携相性の問題か、もうひとつ、有効な攻めにはならず。
 今のマイコンというよりも、どっちかというと、地味な堅実系選手といった感じが個人的には、した。

・フェリペ・メロ09-10
 守備がメインのはずだが、意外と展開力もある。ボールを持ち過ぎることも少ない。
 試合の展開が悪いと、(守備で)常に後手を踏むこともあったが、チームの問題か、個人の問題か、よく分からない。
 荒いプレーはほとんど見られず、カードをもらった印象もない。

・ジュニーニョ・ペルナンブカーノ06-07
 ディフェンス値9のわりには、DHとして守れる印象。
 基本的にはパサーで、柔らかなボールタッチから、柔らかくパスを散らす。全体に、<柔>の印象。
 試合の展開によっては、パスを出す前に(こちらから見て低い位置で)潰されて、カウンターをくらうこともあった。
 一度、すごいフリーキックを直接、相手ゴールにねじ込んだ。さすがは<フリーキックのスペシャリスト>(特殊実況)といったところか。

・CRAカカ06-07
 06-07当時、(私のチームで)シェフチェンコと組んで大暴れしたので、<夢よ、もう一度>、とばかりに起用してみたが、今度はそうは行かず。
 ひとつ前の記事にも書いたが、61試合10ゴール14アシストは、やや不満が残る出来。
 なんというか、<これは任せろ!>みたいな感じがなかった印象。なので、起用法も、いまいち、定まらず。
 突破力、パスの通り、決定力、守備力、全体にもうひとつな印象の、今回でした。

・マーロス09-10
 何がいいというわけではないが、このチームでは他の選手を起用したときより不満な点が少ない感じ。ただし、あくまでバイプレイヤー。あと、国籍等にこだわらなければ、他にもっといい選手がいるような気もしないでもない。

・ジョジエウ08-09
 41試合16ゴールと、このチームでは一番、得点率が高い。
 基本的には、足で決めるタイプ。KP戦術は<ワイドシュート重視>だが、過度の期待は禁物。たまに、いい突破もする。
 ど真ん中より、左寄りに配置する方が活きる選手か。

・ジョナス06-07
 どう見ても控えのタイプだと思うのだが、チーム事情から、まさかのレギュラーに。
 基本的には足で決めるタイプ。セカンドトップは、少しつらいかも。
 右のSHもできないことはない(左は試していないので、分からない)。展開によっては、3トップのセンターも可。ただし、フィニッシャー限定。低めの位置でボールを持つと、パスする前に潰されることが多い。

・ロナウド・アンジェリム09-10
 左SBとCBができるが、どちらもそれなり。高いレベル相手だと、もろさが出ることが多い。
 左SBに置くと、けっこう、攻め上がるが、攻めた先での結果は今ひとつ。

・アントニオ・カルロス06-07
 SBもCBもできるので、重宝する選手。
 ただし、スタミナが若干、厳しめなので、そこは注意。
 フィードはあまり、印象がない。

・イブソン08-09
 運動量が売りのはずなのだが、いまいち、ボールへのからみが悪く。
 控えとスタメンを行ったり来たり、といった感じの選手でした。

・クレベウソン09-10
 たまに頑張るが、不動のレギュラーというわけにはいかず。
 どっちかというと、高い位置での右SHで活躍した印象がある。

・エデルソン09-10
 全体に印象が薄く、公式戦で目立った活躍をした記憶がない。
 (このチームでは)、能力が高いから控えにいるけど……、といった感じの選手だったような……。
posted by らぶらどーる at 17:41| WCCF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WCCF 元フランス系チーム、最終成績

 元フランス系チームの最終成績等は、以下の通り(途中でメンバーを総入れ替えしたため、選手の試合数は少なくなっています)。

【最終成績】
45勝30敗28分

【獲得タイトル】
W4x1、KCx1、NSCx1、EPCx2 (PSCは勘違いで、とっていなかった)

【チーム得点王】
ジョナス 51試合17ゴール

【チームアシスト王】
カカ 61試合14アシスト

【攻撃上位3選手】
ジョナス  51試合17ゴール 9アシスト
カカ    61試合10ゴール14アシスト
ジョジエウ 41試合16ゴール 7アシスト

【チーム総評】
 このチームはストックホルム・チームの監督カードを継承したもので、当初は、前チームでよかったギャラスの<オーバーラップ>を活かすため、ALLフランス人で構成していた。

 しかし、ALLフランス人で連携がいいかと思いきや、チームとしては機能せず、不本意な内容が続き、また、ギャラスの<オーバーラップ>も前チームほどの魅力が感じられなかったことなどから、途中でメンバーを大幅に入れ替え。最終的には初期メンバーを総入れ替えで、ALLブラジル人チームとなった。

 総入れ替え後のこのチーム、ALLブラジル人にもかかわらず、攻めが弱いのが特徴で、崩しも、突破も、決定力も、全てもうひとつという、非常にさびしい内容。得点源としてワシントンやアドリアーノを起用したが、公式戦ではほとんど得点を決めることができず、結果的に、ジョナス、ジョジエウという白2枚がスタメンを張ることとなった。

 せっかくALLブラジル人なので、チームグラフの支配、オフェンス、スピードを全て最大まで上げ、震撼もさせたのだが、攻めにおいてはほとんど効果を感じられず。

 攻撃的なKP戦術を使用しても、ほとんど効果が感じられないので、結果的に守備系のKP戦術をメインで使う機会が多くなり、最終的には<ゲームメイク>と<アンチスピードスター>の併用に落ち着いた。

 任期終了時に<もう少し上を狙えた――>と言われてしまったので、そういうチームだったのかも知れないが、どうも最後まで機能性が低く、KP戦術の効果を感じにくいチームだった。

 タイトルも、上位タイトルには手が届かず。
 PDを4周くらい(?)しぶとく残留し続けたのが、唯一の見せ場か?

 初期メンバーから一貫して、<ねらいが実現しなかった感じのチーム>、だったのでした。
posted by らぶらどーる at 16:45| WCCF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする