2007年08月31日

書籍 ブラジルサッカー

 (アデマール・ペレイラ・マリーニョ:著 日本文芸社:刊)

 横浜・F・マリノスの前身である日産FCで活躍した著者が、ブラジル流のサッカー・テクニックの基本や考え方について、わかりやすく丁寧に説明した本。
 テクニックも解説してあるが、なんといっても考え方の解説がいい。「そんなの、当たり前じゃん」といわれそうなことが並べられているが、基本とは原理・原則であり、言われれば当たり前のことなのだ(そうでなければ基本とは呼べないし、また、呼ばれることもない。よくサッカー誌で解説してある<最新戦術>は、単にその時代に主に使われているヴァリエーションのひとつに過ぎない。基本を実践できない者がヴァリエーションだけ学んだところでいかほどのことができよう。同じように基本を実践できない者に対してしか、通用しはしない)。
 なので、わかっている人がきちんと基本を語るというのはとてもありがたいことであり、それを実践できるか否かで最終結果がずいぶんと変わってくると思うのである。
 マニアックな内容ではないが、そういった意味で、良書だと思う。
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映画 アインシュタインガール

 (及川 中・監督 岩佐真悠子・主演)

 DVDにて視聴。

 グラビアアイドル岩佐真悠子主演のSFタイムトラベル物。
 とりあえず岩佐真悠子が理解力があることはわかった。演技レベルはともかく、台詞や場面の意味をよく理解している。
 ストーリーに関していうと、これではなんでもあり。それでこの終わり方というのはちょっとひどい。人には薦めにくい。
 夜景は綺麗。福士誠治は彼らしいデキる演技をしていた。
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2007年08月30日

ドラマ ホタルノヒカリ 第8話感想

 堅調。
 雨宮と部長の会話は相変わらず面白いし、花火大会の空撮映像もきれいだった。このあたり、時間の経つのが早い。機内の光景は、もうちょっと演技がほしい気もしたが――ちょっとわざとらしく感じたので――許容範囲内か。
 で、予告で予想されたラストへと進むわけだが――手嶋くんよ、あそこまで言っておいてあれはないだろう。「ごめん……(俺、)ちょっと無理……」とかいうセリフでもあれば、ちょっとは印象が変わったかな?
 ラストシーンで気になったのは、手嶋が去って行ったというのは動きを見ればわかるのだけど、どういう去り方だったのかがわからない。
 たとえば上戸彩主演の『エースをねらえ!』で、恋にゆれた岡ひろみが情けないプレーを連発し、そんなひろみの前から宗方コーチが何も言わず去っていく場面がある。その場面は<決別>という印象、つまり、本当にこれが最後の別れとなってしまうかもしれない、決定的な別れだ、というのが見ていて画面から伝わってくる。手嶋の場合、ただ去って行ったというだけで、どういう去り方なのか、演出の意図が伝わってこない。雨宮がショックを受けたというのだけはわかるのだが……。
 この去り方は無理っぽいなとか、そういうのが伝わってくるともっと良いシーンになったのでは、などと思ってみたり。
posted by らぶらどーる at 22:23| 広島 | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドラマ 探偵学園Q 第9話感想

 前回、今回とドラマになってきた。これまでと比べると全然ちがう。
 今にして思えば、<冥王星>話が始まるまでは、もっと細かに各人の人柄や思い、人間性、人間関係を描くべきだったのではないかと思う(それも漠然と、ではなくて、後半の展開に生きるように)。<探偵のおじさん>とQの関係がもっと描かれていれば、今回ももっと盛り上がったのではないかと思うからだ。
 それでも<冥王星>の罠、仲間たちの思い、ケルベロスの脱獄、と内容はてんこ盛りで、なかなかいい感じ。主人公たちに直結することで緊迫感もあるし、ケルベロスの方もたたみかける展開でテンポがいい。普通ならあれっと思うところを持っていかれてしまう。
 (重箱の隅をつつくようで悪いが、あの警官はどうやって<ねずみとり>をぬけたのかね? 私が見落としたのかな? 前半であれだけ<ねずみとり>を強調していたので気になってしまった。だましによってケルベロスが無事、外に出れたというのはわかったのだが……)。
 というようなところは気にかかりつつも、まあ、良かったのではないだろうか。
 無駄と呼べるシーンもなかったように思うし、ね。
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2007年08月29日

書籍 きむら式 童話のつくり方

 (木村裕一・著 講談社現代新書)

 『あらしのよるに』で有名な童話作家の木村裕一が、童話の作り方や心得についてわかりやすく解説したもの。なかなか具体的かつ良心的で、好感がもてる内容である。
 ただ読んでいて感じるのだが、どうもこの人、<よくできた作り物>が好みのようで、その上に行く道は、あまり関心がないか、眼中にない、好みでないらしい。なのでこの通りにやってしまうと、作りだけ達者なんだけれどもなにかが決定的に欠けている作品、あるいは実力者でいいところまでいくんだけどエターナル・ナンバーワンにはちょっとねといった、そんな感じの作品が量産されてしまう可能性がある。サッカーで言えば、オランダ止まりで、ブラジルまでは絶対行けない、みたいな。
 もちろん、それはそれで需要はあるのだろうし、十分に金をもうけることはできるのだろうが、最初っから先が見えているのはどうもな、という気がするのも事実である。
 ま、そこは好みの問題で、全然そんなのかまわないじゃない、という人にとっては望みにかなったいい本となるのだろう。
 宮崎アニメでも『魔女の宅急便』より『となりのトトロ』が好き、というひとには、向かないかな。
posted by らぶらどーる at 08:37| 広島 | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

メダルが必ず必要なのか?

 世界陸上で日本勢の討ち死にが続いている。
 日本開催だから好成績を上げて陸上をメジャーにしたい、との思いはわかる。それが空回りしているということなのだろう。
 しかし、思う。メダルを取ろう取ろう、メダルがなければ無理なんだ、と思いすぎではないかと。
 メダルを意識しすぎて、自分らしさを見失っているのではないかと。
 人間はいろいろなことに感動する。順位、激闘、メダル――いろんなことに。
 だがやはり一番感動を呼ぶのは、その選手が自分らしく、戦い切ったときではないか。
 まず自分がいて、自分として精一杯戦って、そして、実力や、時の運や、いろんなものが影響しあって、順位が出る。順位は高いことも低いこともある。だがまず自分でいなければ始まらない。
 いかにメダルがほしくても、他人にはなれないのだから。
posted by らぶらどーる at 23:20| 広島 | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍 だまされない極意

 (安斎育郎・著 日本機関紙出版センター・刊)

 心霊・オカルト系の怪しい話に惑わされないよう、考え方や具体例を挙げている本。もともとは講演内容をまとめたもので、非常に読みやすい。中身も具体的で冷静、明晰。
 考え方を頭に入れるのにいい本だと思う。
posted by らぶらどーる at 18:51| 広島 | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画 ヘイフラワーとキルトシュー

 (カイサ・ラスティモ:監督 カトリーナ・タヴィ:主演)

 DVDにて視聴。

 バランスが崩れた家庭だと長女は大変、というお話。
 パッケージや収録された予告編ではちがうイメージの売り方をしているのだが、見て一番の感想はこれ。
 両親、主人公(小学校入学直前)、妹の4人家族なのだが、全然バランスが取れていない。
 ずっとひとりで支えてきた主人公が、妹にズルをされたことから支えるのをやめ、そこから家族の再構築がなされるという話で、本来はそこが一番ぐっと来なければいけない場面なのだろうが、そこにいたるまでの周囲の大人の的外れっぷりがものすごくて、そちらのほうが印象に残ってしまった。
 かわいい姉妹のほのぼの話を期待すると、裏切られるむきもあると思う。
 あと、日本語吹き替えとフィンランド語では言葉の感じが全然ちがうので、聴きくらべてみるのもいいのでは?
 あ、ルックス的には姉妹は確かにかわいいです。
posted by らぶらどーる at 03:00| 広島 | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

ドラマ ホタルノヒカリ 第7話 感想

 明るいパニックは似合うが、サスペンスタッチは似合わない。
 BGMでサスペンスっぽいのがあるのだが、それが流れているシーンはたいてい失敗している。
 このドラマはまず雨宮がいてその対極に部長がいて、雨宮の憧れの彼がいて、という形なのだが、肝心の雨宮の中にサスペンスっぽい部分がない。なので、その手のBGMが作品に似合わない。
 が、それは差し引くとしても、今回は印象に残るシーンもあり、よかったのではないか。
 後半、部長が奥さんに雨宮のことを語るシーンは非常に良かった。
 あと、部長の友人の彼もなかなかいい。
 このドラマ、ゲームにたとえるなら『マリオカート』というより『ペンペントライアイスロン』だな、と思うが、読んでいる人には何のことかわからないだろう。
 イケイケ、ノリノリでない作品も、結構いいものだと思うのだが。
posted by らぶらどーる at 23:18| 広島 | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍 無為の力 マイナスがプラスに変わる考え方

 (河合隼雄・谷川浩司:著 PHP研究所・刊)

 臨床心理学者・河合隼雄と将棋のプロ棋士・谷川浩司との対談本。
 将棋や心理学の話題に特化するのではなく、広く人としてのあり方に通じる内容が語られている。
 タイトルに<無為の力>とあるが、それは全5章の中の1章に過ぎない。
 内容が薄い箇所もあるが、さまざまな局面におけるヒントとなりうる言葉が随所にちりばめられている。
 入りやすく、読みやすい一冊といえよう。
posted by らぶらどーる at 04:00| 広島 | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする